サプリは英雄か、悪者か。

日常

糖質制限してプロテインと鉄やビタミンサプリをメガ盛りしてるのに痩せない、肌や髪がきれいにならない人は、ビタミンCやカルニチンが足りないかもしれません」
などと言われたら、その前に一旦落ち着いて「食事も含めた生活全般」を見直したほうがいいですよ。
サプリがないと生活が成り立たないって普通じゃない。

プロテインも含めて、サプリメントで食事が完結させる事ができれば見方によっては効率的かもしれません。
それは理解できなくもないのですが、体調が良くならないなら、足すばかりではなく、引いたり置き換えたりすることも必要だと思うのですよ。
もちろん食事だけではなく。

「どうしても生活の中に栄養を満たせるほどの食事をする時間が取れない」
「治療的にサプリを利用して体調の立て直しを図る」

そういうときにサプリが力を発揮するのであって、「私はサプリで栄養管理しています」という感覚は健康管理についての認識がズレてきていると思います。

とは言え、サプリをとっている方々は変だと言うつもりは全くありません。

アスリートも競技、練習時間、負荷が長く大きくなるほどサプリに頼らなければならないことが出てきます。
動く時間が長いと、食事の時間や消化吸収を効率的にできる時間が短くなるからです。

仮にこういう状況に置かれたアスリートが体調不良となった場合に、「この栄養素が足りないかもしれないので、このサプリ飲みましょう」とはなりませんよね。
運動量も、生活も、食事も、見直す必要が出てきます。
休息が最適解かもしれません。

そもそも「いわゆる普通の食事」にこだわる必要性を感じないという場合は除き、一般的にはヒトである以上、「食事が美味しく感じられない」場合、栄養の過不足で解決しようとするのは得策ではないと思います。

「低糖質」とか「果糖」とか「動物性脂肪」など気になるワードは少しだけ横によけて、美味しく感じられるわがままメニュー食べてみるのは悪くないのではないでしょうか。
「少しだけ」というのがポイントですけど、食事を楽しむゆとりが生まれれば、サプリが自分に今必要か、何が必要か見直せるかもしれません。

これらはあくまでもプロテインやサプリを利用してみても改善しないとか停滞したという方へのメッセージです。
「信じるものは救われ…ないかもしれない」という半歩引いて食事を楽しむようなゆとりは残してほしいと個人的には思っています。




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