@“甘いもの”と味覚の変化

おはようございます。
子供は甘いものが大好きで、野菜はキライ。
世間では、これはある種当たり前の事のようになっていますが、その当たり前の解釈を大人達が間違えていることが多いように感じています。

〈子供は野菜嫌い〉

これは子供が舌の味蕾の密度が高く、特に苦味や有毒成分(アルカロイドなど)に対しては敏感なため咄嗟に感知し避けてしまう事によります。
こういった事から、子供期には無理に野菜は与えなくとも良い、子供が欲しがる穀類やイモ類(白や黄色の食品)を与えておけば良いと言う方もいます。
確かに栄養価が高いと言われる葉野菜類は得てしてアクが強くて食べにくい事が多いため、無理強いしてこちら(保護者)も一緒にストレスを溜めてしまうくらいなら無理なく食べてくれるものだけを作るほうが楽ですよね。
数年前、こういった話に納得して白ご飯+ふりかけ、味噌汁で固定化した時期もありまして、確かによく食べてくれます。

〈子供は甘いもの好き〉

これもよく聞くフレーズで、実際あげると喜びますよね(^^)
大人はコーヒーやお茶を飲むところ、子供なのでとりんごジュースや清涼飲料水をくれたりする事もありますね。
ここに落とし穴があって、私はここで指している“甘いもの”というのがデンプン質の食品ではなく、不自然に砂糖、異性化糖、人口甘味料を使用、多用した食品に置き換わっている事が問題だと感じています。
普段スイーツを食べなくなるとよく分かりますが白ご飯、本当はすごく甘いんですよ。
大人の思い込みで甘いもの=菓子、ジュース類になっていないか思い直す必要性を感じています。



昨日、写真の栗羊羹を上の子(小学生)たちが食べたみたいなんですが、甘過ぎて数口しか食べられなかったようです。
甘いもの大好きでよく食べていた子達だったので驚きました。
また最近では、先日からうちの #子供夕食 でも登場している #焼きいも も、甘過ぎると言うようになりました。
味覚の変化を感じているところです。
ただ、単純な糖質の甘みが強いとブレーキは効きやすくなっているようですが、これに脂質が合わさると途端に食べられるようになるから不思議です。
それは菓子パンや洋菓子、アイスクリームなどですが、これらは普通量を食べられちゃう怖さがあるので、たま〜の楽しみに…(^_^;)
現代社会において、これら食品を完全に避けて通ることは他人や社会との付き合い方までも見直さないといけなくなります。
目くじらを立てて食べる楽しみまで奪っては失うものも多いので、こういった食生活が「非日常」から「日常」にならない程度にしているわけですが、これだけでも変化はあるようです。

以下は個人的に思うことですが、最近、子供のおやつとしては不足しやすい栄養素…たんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルを多く含む食品(低糖質)が取り沙汰されていますが、適切な糖質食品としてデンプン質の米やイモ類、乳製品はもっと見直されて良いのではと感じています。
真の問題点は、おやつの時間(一般的には15時)になったからと子供が欲していないのにおやつを出すこと、そしてその時に菓子・ジュース類を無意識に選んでしまうことに根本の問題があると思います。

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