こんばんは。
今日は胃切除後にしばしば取り上げられる「ダンピング症候群」について取り上げます。
特に胃切除後は胃の食物貯留機能が損なわれているため、食道または残胃から小腸へ食物が急激に流入することに起因する病態です。
ダンピングは早期と後期に分けられ、それぞれ異なった機序で症状が現れます。
【早期ダンピング症候群】
急激に食物が小腸へ流入してくると食物の浸透圧が高いため、浸透圧勾配に従って腸管粘膜の血流から腸管内へ水分が漏れ出して、循環血液量が減少することで、発汗、動悸、めまい、脱力感、失神などの血管運動症状が現れる。
また、食物の流入により腸管の蠕動運動が亢進するため、悪心、嘔吐、腹部膨満感、腹痛などの消化器症状も出現する。
【後期ダンピング症候群】
小腸で急速に糖質を吸収する事で血糖値が急激に上昇し、それに膵臓が反応してインスリンを過剰分泌し低血糖となり冷汗、動悸、手指振戦などの交感神経刺激症状が現れる。
なるほど、リザーバーとなる胃が無い、もしくは残胃が小さいことで小腸に食べ物を”投げ込んだ”ような病態ですね。
対処としてはどちらも分割食が推奨されています。
なぜダンピング症候群をテーマに取り上げたのかと言うと…昨日の夕食後に私が上記のような症状に見舞われたからです(汗)
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昨日は帰宅が遅くなりました。
帰宅して牛肉の野菜炒めとアボカドチーズ焼き、海苔入りだし汁を食べたのですが、何せお腹ペコペコ。
元々早食いと自覚していましたが、いつもよりも早食いだったのでしょう。
食後に、まさに「早期ダンピング症候群」の症状が。
動悸、めまい、脱力感、悪心…
小一時間症状に悶え苦しみ、落ち着いてから考えた結果がダンピング症候群の発症!だったわけです。
胃は有れどダンピングは起きるんだな、と痛感しました。
でも病態の見直し、整理にもなりました。
消化のためにも、ダンピングを起こさないためにも、よく噛んでゆっくりと食事を楽しみましょう。
代謝や消化吸収のためには分割食が良いんだろうけど、なかなか難しいしなぁ。
というわけで恥ずかしい体験談でした。

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