高橋 純一先生の仰るように、五感を研ぎすませると日常業務や医療回診などで役立ちます。

 

五感について〉
動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来からの分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を指す。
この伝統的な分類を前提として、人間の感覚全体を指すために「五感」という表現が用いられる場合もある(「五感を鋭くする」など)。
(Wikipediaより引用)

 

〈臨床における五感〉
これは問題点を素早く嗅ぎ分けるためのツールと言え、血液検査データがなくとも、得られる情報が多いです。

 

視覚
単に元気がありそうかを考えるだけで意味があります。
顔色・血色の良さ、肌や歯茎の色・質感・乾燥具合、清潔感があるか…など。

 

聴覚
発語のクリアさ、呼吸音など。
発音がしっかりとしている=舌の扱いが良い、良さそう≒嚥下が安全にできそう、食事始められそうと目測できます(もちろんきちんと嚥下障害の有無を検査する必要はあります)。

 

触覚
肌の質感・乾燥具合、体温(発熱、四肢冷感など)、筋肉と脂肪の量、循環動態の良し悪し。

 

味覚(相手が感じること)
相手がどのような味を好むか(嗜好)、味覚異常はないか。

 

嗅覚
体臭、口臭、褥瘡など傷口の有無など。

 

まだまだあると思いますが、これらと病態、治療経過などと勘案しより具体的な栄養学的アプローチを考えていきます。

 

また、外来に歩いてきている方でも、五感で異常を察知できることが多い=栄養学的に問題のある可能性がある方が多い!と感じています。

 

〈食事における五感〉
味覚(味)、嗅覚(香り)、触覚(食感)、聴覚(作っている音を聞いて楽しむ)、視覚(色合いや盛り付けの美しさ)…それぞれ食欲に大きく関わります。

 

特に病院や施設において大量調理、大量に盛り付け作業を行うと、時間に追われて「視覚」面がおざなりになりがちです。

 

盛り付けが雑であったり、作るタイミングが提供時間よりも早すぎて変色(緑→褐色)したりすることがあります。

 

盛り付けは1つのおかずの器100個中の1個だけ雑でも調理スタッフは気づきにくいかもしれません。

 

ただ、その1個が提供された方にとっては1個中1個が雑な物が届いたということなので、そうならない様に気を使います。

 

せっかく栄養面を考えた料理を作っても、美味しくなさそうで食べてもらえなければ意味ないですからね。

 

見た目=第一印象、大事です。

 

五感をくすぐるような食事提供を続けていきたいです。

 

〜〜〜〜〜
五感を鍛えると仕事でも、日常生活でも得られる情報量が格段に上がります。

 

外来では見た目元気そうな方が多かったり、診察数が多く細かく検査したりするゆとりは無いので、五感でビビっと感じとることが早期介入のポイントです。

 

比較的若い方でも高橋先生の投稿の様な臭い以外にも、肌トラブル、貧血、倦怠感など質的栄養失調が招く問題を抱えていることもありますが、素早く気づいてあげられます。

 

 

以下は高橋先生の記事の引用です。

大学生女子の気になる体臭と口臭(貧血と便秘の合わせ技)

最近の大学生女子に共通する体臭と口臭がある。 とても言い辛いが、便臭です。

昔の学生の方にも居ましたが、ここ数年、増えた様な気がしてならない。

しかし、いくら傲慢な私でも とても本人には言えない。

鉄欠乏ATP不足、貧血性の便秘の合わせ技の上に、朝からチョコレートの糖質過剰で湧き出る便臭。これを女性ホルモン由来とする考えもあるが、実は、若い女性特有の便臭に私の嗅覚は、非常に鋭敏に反応します。決して、臭いフェチではありません。

私は、いつも五感を磨く事ばかり考えていて、特に臭いには異常に敏感です。

よく家族やスタッフから 『犬並みの嗅覚』とお褒め(?)頂きます。

臭いが診断に役立つ事も沢山あります。

手技療法や施術を行われておられる先生方は、もっと五感鋭く嗅ぎ分けておられると思います。

●若い女性特有の便臭は、女性スタッフは嗅ぎ分けられない。

うちのスタッフにはいつも五感を磨けと言ってますが、鋭敏な嗅覚を持つスタッフも若い女性の便臭を余り感じない事が多い。

虫歯の多発と歯肉の炎症、鉄欠乏と便秘、全て繋がっています。

代々の 潜在性鉄欠乏を含む 質的な栄養失調=糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足を自覚して頂く事は、不健康の自覚の乏しい方には本当に難しい。

●便秘の解消法:女性の便秘解消対策。便秘・慢性便秘の予防と治し方

貧血と便秘:鉄欠乏性貧血を原因とする便秘の予防と治し方

http://ameblo.jp/stimfile/

プレバイオティクのイヌリン食物繊維は、むしろ他の食物繊維とは異なり、鉄分やカルシウムなどのミネラルの吸収を促進させることがよく知られています。
イヌリン食物繊維には、大腸に生息する善玉菌の栄養素となり善玉菌を増やす作用があります。イヌリンを取り込んだ善玉菌は、菌体の中でイヌリンを代謝分解させ自らの栄養素としますが、その際に、イヌリンの代謝物としてヒトの健康に良い酢酸や酪酸などの有機酸が生成します。
生成した有機酸は、大腸粘膜に働き、鉄分やカルシウムなどのミネラルの吸収を促進させる働きがあります。
腸内に大腸菌などの悪玉菌が多く腸内環境が悪いと血流や血行循環が悪化します。
ですので、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やす作用が高いプレバイオティクのイヌリン食物繊維を用いて、血流あるいは血行動態を改善させることが大切です。

●すぐわかる!イヌリンとデキストリンの違い

http://www.eu-integra.org/category2/entry28.html

イヌリンは腸内の善玉菌を増やす効果、ダイエット効果に優れ、
難消化性デキストリンは食後の血糖値と中性脂肪の上昇を抑制する効果、安全性に優れています。
イヌリンと難消化性デキストリンは以上のような違いがありますが、元々この二つは非常に似た成分を持っています。
どちらを試そうか迷うかもしれませんが、おおまかな基準として糖質を制限したい人はイヌリン、食物繊維の補給が目的であれば難消化性デキストリンが向いています。
アレルギーの心配がなければ両方を試し、自分により合っている方を選ぶのも一案ですね。

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