歯垢=食べカスや汚れてはなく、「歯垢=細菌の塊」です。
唾液にはこの細菌の活動を抑える緩衝能があります。
口の中の乾燥は菌の莫大な増殖に繋がります。
また、食事をすると口の中は酸性に傾くため、頻回な食事やダラダラ食いは酸性状態を長引かせ歯の侵食リスクが高まります。
特に砂糖などの糖類は一気に酸性に傾けるので最も歯が溶けやすい食べ物と言えます。
加えて軟らかいものばかりを食べることが増えた事で、唾液を出さなくても飲み込めるようになってしまいました。
・食事はよく噛んで唾液を出す
・食後は口の中の食べカスを取り除く(磨くのではなく爪楊枝などで取り除く)
・サラサラな唾液で常に口の中を中性かつ清潔にしておく(分泌されてすぐの唾液は無菌)
・食後すぐ、また、頻回な歯磨きは歯の再石灰化を阻害します。
〈参考〉
本田俊一著「長生きする人は唾液が多い」2015年、フォレスト出版
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上記に加えて、普段の食生活ではそもそもの糖質を抑えめにしておくことが大切です。
特に砂糖など精製された糖質です。
書籍では和食が推奨されていましたが、酢の物や寿司類、煮物など砂糖やみりんを多く使う料理もありますから注意は必要かと思います。
(注)和食を否定しているわけではないです。
おやつはお菓子やジュースではなく、あたりめがオススメです。
噛めば噛むほど旨味も出て唾液で口の中が潤います。
もちろん糖質はほぼゼロ!
子供でも結構好んで食べてくれますし、以前投稿したタウリンも摂取できます(^^)
それでも唾液が出にくい方は、顎の下のやわらかい部分を親指で押して刺激するとすぐに潤いますよ。