以前栄養指導を受けてから、糖質と脂質を控えているのに、体重が減るどころか増えてしまうという高齢女性。
週2回はデイサービスでマシンを使ったり体操したりと、1時間程度運動しているそうです。
そして、いつもよりよく歩くとすぐ脚が痛くなるとの事。
太腿を触らせてもらうと、太さはあるのですが脂肪が多くを占めていて筋肉がかなり少ない。
サルコペニアです。
これでは自重に耐えられないので筋量、筋力のアップが必要です。
(食事について)

間食はほぼしなくなった。
朝昼夕ご飯150gほど摂取している。
おかずによく食べるのはフライや天ぷら、コロッケ、刺し身など。
そして毎食必ずと言っていいほど野菜のサラダや和物煮物。
この方に限らず、普段何を食べているかという単純な問に対して大抵1番に野菜の有無を返答する方が多い。
そして食べていないという方は「野菜ジュースは飲んでいます」と言います。
野菜はビタミンやミネラルを含みます。
が、体を動かすガソリンにはなりません。
野菜、海藻、きのこ、こんにゃくでお腹を満たしてカロリーを抑えましょうと言われたら、無理ですと答えるのが普通です。
それらでお腹を満たすということは、ガソリンタンクを水で満たしているようなもので、嵩はありますが中身がありません。
ガソリンに充てる食品は、脂質やたんぱく質食品を。
たんぱく質食品ではビタミンやミネラルもとれます。
また、便秘でも悩んでおられたようで、下剤を内服し調整がうまくいかないので下痢止めも飲む、というチグハグなことをされています。
便秘の原因は野菜(食物繊維)のとりすぎと脂質の不足の可能性が考えられるので、脂質の摂取を勧めました。
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この方へは、ご飯は100gくらいに減らしてもらい、肉魚卵などと油脂を含めて毎食とり、おかず量を増やすように説明しました。
痩せるだけなら食事の見直しで十分効果が出るので運動は不要です。
そもそも栄養が満たせていない状況下での運動はサルコペニアや疲れを助長してしまうので、まずは体に必要な栄養の摂取を。

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