私達の体の細胞は一部の例外を除いて全てにミトコンドリアという細胞小器官が備わっています。
ミトコンドリアは、食物から得た栄養素と酸素を原料にしてエネルギーを生み出すという重要な働きをしています。
通常、一つの細胞に数百〜数千個含まれ、人体すべてのミトコンドリア数から概算するとその重さは体重の10%を占める程になるそうです。

そこまで人体の多くを占めるミトコンドリアの重要な働きは「ATP」というエネルギー物質を生み出すことです。

ATPは生命活動の維持に利用されますが、まとめて作っておいて、保存しておく事はできません。
そのため、栄養素を酸素、酵素、ビタミンなどを作用させてゆっくりと、持続的に作り出す必要があります。
しかし、作り続けても使い切れずに余ったATPは体温保持に使われ熱エネルギーとして放散され無駄を生じます。
また、余るほどの材料供給はこのあとのフリーラジカル産生にも関与します。

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フリーラジカルは代表的なものに活性酸素があります。
ATPを作るための化学反応の過程でミトコンドリアで電子の受け渡しが行われますが、その電子の流れが滞ると、漏れた電子が酸素と結合してフリーラジカルが生成されてしまいます。
フリーラジカルは反応性が非常に反応性が高いため、ひとたび発生すると細胞に様々な障害を及ぼしてしまいます。

フリーラジカルの発生に対抗すべく、生体は抗酸化ビタミンACEやスーパーオキシドジスムターゼなどの酵素などを利用しています。
それらの摂取や活性化させることも重要ではありますが、そもそもフリーラジカルの過剰発生をどのようにして防げばよいのでしょうか。

それは、需要を上回る多量の栄養素の供給を控える(食べすぎない)、電子がスムーズに流れるように食後に適度な運動を行いATP消費を促すことです。

食べ過ぎ、運動不足がフリーラジカルを産生し、加えて糖質過多による相対的な必須栄養素の不足が老化など細胞の障害の原因になると考えられます。
余程の過活動がない限り、1日3食きっちり食べる必要はないようにも思えます。

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ヒポクラテスの有名な言葉の一つに、「生きるために食べよ、食べるために生きるな」というものがあります。
現代人の食、生活習慣の問題点の的を射ているなと思います。

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