久々の投稿です。

以下に、とあるエッセイストの糖質制限に対する思いを綴った記事を転載します。

少し長いですがご覧ください。

「糖質制限」で健康になれるのか?

  私には合っていないようなのだが、どうなのか
遙 洋子 2017年6月23日(金)

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-ご相談-
若い頃はたくさん食べても太らなかったのに、気づけば土俵に上がれそうな腹回りに…。周囲に聞いてみると、糖質制限ダイエットで痩せたという人がちらほらいて、私もやってみようかと興味を持ちました。しかし、ネットでいろいろ調べてみると賛否両論。遙さんは体調管理や体型維持にどのように取り組んでいらっしゃるのでしょうか。個人的には、とんかつ定食を頼んでご飯を残す、という行為に大変抵抗を感じています…。(40代男性)

-遙から-

糖質制限。よく耳にしてはいた食事療法を私も経験することになった。

そもそもは糖尿病の療法だそうだが、ここ数年、もっぱらダイエットの手法として世に広がった感がある。私の場合は糖尿病でもダイエットでもなく、”健康のため”に医師から指導を受けてのことだ。

単純な理解では、炭水化物を抜いて、タンパク質と脂質をしっかり取る食事療法。ごはんやパンや麺などいわゆる「主食」を食べない食事を続けるのだが、これが、ここ1か月半の私の苦悩を生み、今なお、思考錯誤、という苦悩を生んでいる。

ダイエット目的ではなく健康目的での糖質制限はどんな世界なのか。私の経験をまとめておく。

エネルギーが…

まずパンや米を一切食べないことにした。朝は目玉焼きに野菜ジュースにカフェオーレ。

昼は野菜炒めに肉を入れて、それだけ。夜は肉や豆腐を野菜と混ぜる料理、水炊きやら、すき焼きやら、ご飯抜きのカレーやら、シチューやらを食べた。

変化は3日目にすぐ起きた。

…1キロ痩せている!

一般的には喜ばしいことだろうが、私は違った。ヤバイと感じた。なぜなら、私が食事療法まで挑戦して手にしたいと望んだのは、”今より健康な身体”であって、痩せたい、ではない。すでに私は十分に痩せている。

痩せた身体でさらに痩せてしまうと、まずエネルギーがなくなった。すぐ疲れ、根気も失せた。

これを続けていいのか医師に聞いた。

糖質制限を続けることで、体質を改善できるという回答だった。糖質を燃焼させる体質から脂肪を燃焼させる体質に変わり、ケトン体がエネルギー源に…などと説明が続いたが、なかなか複雑な話で、根気の失せた頭に入ってこない。

ひとまず医師の薦めに従って、続けることにした。

1週間も過ぎる頃、疲労感は頂点に達した。スタミナがない。丸一日をぐったり過ごすことになった。

「続けていいのか」とまた医師に問うと、答えは「イエス」。

そして2週間続けた結果、私は毎夜、足がつったり痙攣したりし、立っていられないほどの朦朧とした状態になった。

眠ろうとすると足がつるのだから、これはもう、異常事態だと判断し、夜中にインスタントラーメンを食べた。翌朝、パンも食べ、昼はポテトチップス、夜はピザ、といったとんでもなく炭水化物フルコースを歩むことにした。

すると、身体が楽になり、痙攣もなくなった。やっと眠ることができた。

言うことが…

医師に叱られた。

「どんどん体調が悪くなるのは、栄養不足なんです」

???はて。今まで以上にタンパク質をとっている。それを栄養不足と言われたところで、納得しがたかった。

私の2週間のメニューを見て、医師曰く「朝の野菜ジュースで、糖質制限を台無しにしている」

野菜ジュースの内訳はリンゴ、にんじん、ホウレンソウ、アマニオイル、だ。

これがとても身体にいいとテレビで著名な医師が言っていた。

だが、目の前の医師は「それが台無しにしている」という。

「朝にタンパク質をとっても、野菜ジュースのリンゴとにんじんで糖質をしっかりとっていることになる」

医師の薦める朝食は、卵料理オンリーだった。そしてカフェオレにオイルを数種類入れる。

このオイルはテレビでいいと言われたアマニオイルなどとは別のもので、アマニオイルは「とらなくていい」そうだ。

う~む、医師によって、あれこれ言うことが違う…。

とりあえず、私は朝を卵料理とカフェオレだけにしてみたが、なんとも偏った食事に思えてならない。パンもとらず、野菜もとらず、で、本当に大丈夫なのか。

そのまま、ランチは野菜炒め、夜はステーキと食し、夜を迎えた。

やはり足がつって眠れない。十秒に一回の痙攣も起こる。

エイッと起き上がり、かっぱえびせんと、アイスモナカを食べてやった。

すると痙攣は落ち着き、眠ることができた。

で、また叱られた。

野菜売り場にとうもろこしが並ぶ季節になったので、これは大丈夫かと尋ねて、さらに叱られた。

「とうもろこしも、じゃがいもも、バナナもダメ。糖質の塊です。いったいなんで、とうもろこしなんですか」

「野菜売り場で売っているものは、野菜じゃないんですか」

「どの野菜にどれほど糖質が含まれているかインターネットで調べられるから、ちゃんと勉強して食事してください」

「そういう勉強は面倒なんです。何がよくて、何がダメかを口頭で教えてくれませんか」

「あさり、しじみ」

「苦手です。砂出しも面倒」

「アボカド」

「ダメ。買った事ない。エイヤッて包丁入れるのもしんどい」

「食に努力しないと、これからの時代は健康に生きていけないのです」

いやはや、ず~っと叱られている。

じっと黙って…

翌日、医療学会の仕事があり、そこで、脳血管の教授たちが4人並ぶ席に私も加わることになった。せっかくなので、ここのところ叱られ続けている問題について聞いてみることにした。

「今流行りの糖質制限ですが、皆さんはどうお考えですか」

全員、じっと黙った。やがて、一人がこう口を開いた。

「どんどん痩せます。そして、性格が攻撃的になった人を僕は見ています」

「ケトン体というのが増えるのだと聞きましたが」

「ケトン体が増えると、それはそれで、危険なんです」

「…」

どうも脳の専門家たちは懐疑的な様子であった。

私は糖質制限を推奨する医師に問うてみた。

「勉強しろとおっしゃいますが、聞けば聞くほど、慎重派も多い。もし私が糖質制限の関連書を読むとしたら、『絶対やってはいけない糖質制限』や『糖質制限の危険性』とかいった内容の本も読んでしまうでしょう」

さらに賛成派反対派を向こうに回し、「すべてを危険とするのも、違う。賛成派も反対派もどちらもまだ臨床結果を十分得る年月が経っていないから、どちらが正しいと言える現状ではない」という、もやもやする主張もある。

反対派の言う一例を医師にぶつけてみた。

「糖質制限をして、タンパク質と脂質で血液がどろどろになって、脳梗塞になった女性の話がありましたが、これはどうなんです?」

「それは、正しく糖質制限をしていないからです」

キャベツは…

じゃあ、正しい糖質制限って、なんだ。

炭水化物を抜き、タンパク質と脂質をとる。ただ、野菜は糖質を含むものもたくさんあるので、慎重に選ぶべき。脂も種類、時間、酸化などを考慮する。一見、簡単なチョイスにも思えるが、私がそれをやると、ほぼ野菜はキャベツ、白菜オンリーになる。

医師は、「ああ、キャベツは糖質があるので、あまりとりすぎないように」

じゃあ、白菜やら、もやしやら、だけになりますが…。

実際、2週間を素人ながらに、間違いながらに挑戦してみたら、頭の朦朧と足の痙攣といった栄養不足症状が出てしまった。

糖質のない野菜と、肉と、〇〇オイル、ただし、テレビで良いと言っているオイルは省く、などなど、諸々ちゃんと理解しきれないでいる。

医師が強く言ったのは、「脂質が大事なんです。ココナッツオイルとバターを朝しっかり取って」

だが、厚生労働省から「ココナッツオイルがいいという情報は必ずしも正確ではなく、そのエビデンスも出ていない」といった内容が先般発表されたと聞き、なんともはや…。

私は今、途方に暮れているというのが正直なところだ。

深夜のジャンクフードが身体によくないだろうことくらいは知っている。

だが、それを食べないと、あきらかに身体に不調が起きる食生活ってなんだ。

いったい誰を…

糖質制限を試みて成功したテレビ局のスタッフがいるが、そういえば感情の起伏が激しく攻撃的になった気がする。

糖質制限を勧める派もあれば、絶対やるな派もいて、複数の医師に聞くと、慎重派が多い。書籍には、賛成反対が拮抗する。こうなると、これからの健康づくりとは、”誰を信じるか”という第一歩によって、その先の道のりはだいぶ違うものになるようだ。そしてその、誰を信じるか、の前に、情報を収集すればするほど、「誰も信じられない」現実が待ち受ける…。

とりあえず推進派に言いたいことは、「あー、残念でした。〇〇には糖質が入っており、あなたの努力は台無しでした」という言葉がどれほどやる気をなくすかを知ってほしいということだ。

「いったいなんで、とうもろこしがいいと思ったんですか」と言う前に、「とうもろこしは、禁止ね」と教えていただけないか。

「じゃあ、食べていいものと、いけないものの、リストをくれませんか。努力した後に、ああダメでした、では、そして体調も悪くなる一方では、頑張る意欲が湧きません」

そうして教えてくれることになったが、私にはまだ疑念が残る。理由は、率直に言って、体調が悪くなる一方だからだ。ただ、医師に言わせると、「間違った食材を食べているから」だそうで、こうなると、にわとりが先か卵が先かになってしまい、互いに、「そっちが悪いから失敗するのだ」と言い合うハメになった。

スタートするだけで、このザマだ。しばらくは続けてみようと思うが、私の経験では、糖質制限をしたら、痩せた。そして、体調は悪化した。今はそこまでしか言えない。

などという話を友人にしたら、「ねえ、体調悪化って、そもそもやりたくないことをやらされてるっていうストレスも影響してるんじゃないの?」と言われ、何となくそんな気もしてきて、ますます混迷の度は深まりつつ、「健康」というものの奥深さのようなものを改めて感じつつ、ひとまず糖質制限はしばらく続けて、推進派でも反対派でもない私の経験をまたご報告しようと思う。

記事を読んで私が感じたのは、「この方は健康に対する方向性を見失っている」ということです。

「誰を信じればいいのか」ということについては、医師でも栄養士でもなく「自分自身」ではないでしょうか。

 

栄養学は今、最も変化が大きく、10年前、昨年、昨日正しかったことが今日には間違いになっていることが起こりうる分野の一つだと思います。

誰かに依存して情報を乞う受け身のままでは、正しいことなのか分からないままです。

 

医師の対応にもやや難がありそうですが、序盤に勉強するよう言われてもそれを断っています。

にもかかわらず、うまくいかないことを糖質制限食に問題があるように記事を書くことがよくない点であるといえます。

 

この方の場合、医師にも指摘されているように野菜ジュースなどを摂取しつつ摂取エネルギー不足となる中途半端な糖質制限(厳密にはカロリー制限)になってることが体調不良の主な要因だと思われます。

元々が痩せ体型で目的が健康維持であれば、砂糖・果糖などは摂取せず、主食は半分量おかずたっぷりからスタートで十分だったと思います。

 

ちなみに質問者の男性は、ご飯いりませんで済むのでは(^_^;)

いかんせん、健康に関わる食は、目標目的を持ち自分の体の声を聴くことが大切です。

 

 

※写真は引用記事より拝借

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